沓形岬~森林公園(前編)

 今朝は、ツアーに同行する同僚ガイドを沓形まで送るついでに、沓形岬公園と森林公園を回ってきました。

 普段は姫沼や南浜湿原、甘露泉水等、利尻島の北側や東側をガイドすることが多いので、南西の沓形周辺のお花を見る機会があまりなく、せっかくの機会ということでお花観察にやってきました。


 まずは沓形岬。

 岬にはあずまやがあるほか、その周りには道が通っており、歩いて10分ほどで回れるようになっています。

 実はこの岬、お花の宝庫なんです。

 その中でも、今朝ここに立ち寄ったのはこの花を見るためでした。

 ご覧ください。黒い花びらのお花、クロユリです。

 シックで上品なお花に見えますが、実はかなり匂います。匂いでハエなどの虫を引き寄せて受粉しているのですが、人間は遠ざけてしまう、そんな匂いです。

 英語ではスカンクユリとも呼ばれるこのお花、さっそく私も匂いを嗅いでみましたが・・・確かに匂います。スカンクというよりは、汗臭い系の酸味のある匂いです。

 例えるならば・・・

 暑い夏の日、小学生が体育の授業で思いっきり汗をかいた日に、家に体操服を持って帰ったけどお母さんに洗濯してもらうの忘れたまま寝てしまい、翌朝、お母さんに「あんた、体操服出してないでしょ!」と叱られて泣きながらランドセルから取り出した時にモワッと広がる体操服の匂い

 といったところでしょうか(※あくまでも個人の意見です)。

 ちなみにクロユリの撮影の様子はこちら。植物を傷つけないよう細心の注意を払います。

 沓形岬公園には、この他にも、エゾイヌナズナ、イワベンケイが咲いていました。

 こちらはエゾイヌナズナ。

 いわゆるナズナ、ぺんぺん草の仲間ではないのですが、ナズナに似ていることから「否(いな)ナズナ」が訛って「イヌナズナ」となったと言われています。

 ややこしやぁーややこしやぁー、といったところですが、こういう名づけられ方をしたお花はたくさんあります。


 こちらはイワベンケイ。

 イワベンケイはなかなか枯れない植物で生命力が強く、その枯れにくさを弁慶になぞらえて名づけられました。そういわれると茎がスクッと伸びていて、義経を守るために矢を受けて立ったまま絶命した弁慶の力強さを感じますね。


 どちらも海沿いの岩場を好んで生えるという、根性のあるお花たちです。実際に岩場に咲いている様子も見られます。

 私が花だったらもっと住みよい環境を選んでしまいそうですが、何ともたくましいですねぇ。


 ということで、沓形にお越しの際は、ぜひ沓形岬、お散歩してみてください。

 森林公園編も書こうと思いましたが、長くなりそうなのでまた明日にでも書こうと思います。



BY しまもん


利尻はなガイドクラブ 公式ブログ

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