日本三大有毒植物

 夏にふさわしい、刺激的なタイトル、いかがでしょうか?


 世の中には、日本三大有毒植物と呼ばれる危険な植物がありますが、そのうちの2つが今利尻島には咲いています!利尻島はその3分の2を制覇してしまってるんですねー。

 まずは、ドクゼリ!お花はこちら!

 白くてレース状のかわいらしいお花。姫沼や南浜湿原でも木道のすぐ脇にピシッと咲いています。

 利尻ではセリ科のお花が非常に多く咲いており、以前はオオハナウドをエゾノシシウドをご紹介しましたが、ほかにも野菜の人参、セロリもそうですし、今はエゾニュウ、エゾノヨロイグサ、ミヤマセンキュウといったセリ科のお花が咲き乱れております。

 このドクゼリですが、シクトキシンという毒成分が含まれていて、花、茎、葉っぱ、根っこ全てが毒という恐ろしい植物です。誤食しての死亡例もあり、他には、触ると皮膚からも毒を吸収してしまって死に至るケースがあるようです。

 どうやら葉っぱはセリに似ていて、根っこはワサビに似ているとか・・・


 2つ目は、リシリブシです。こんなお花。

 リシリブシなんて聞いたことないYO!って方もいらっしゃると思いますが、別名トリカブトと言えばわかるでしょうか。そうです、あのトリカブトの一種なんです。

 北海道には十種類を越えるトリカブトが自生していまして、その一つがこのリシリブシです。

 漢字で書くと「利尻武士」と言いたいところですが、正確には「利尻附子」です。狂言の「附子(ぶす)」だったら聞いたことある方もいらっしゃるかなぁと思います。私が小学校の頃国語の教科書に狂言の「附子」が(演じている和泉元彌の写真とともに)載っていました。

 ちなみに狂言の「附子(ぶす)」とは、当時高級品の砂糖を大事にしまっていたとある屋敷のあるじが、家臣に砂糖を食べられないように「これは附子(=トリカブト)で危険な物だからしっかり見張っといてくれ」と言い残して外出しますが、その間に家臣が食べてしまい・・・というストーリーでした。うろ覚えですけど。

 これ、利尻富士町役場のすぐ近くに咲いていますので、気になる方は探してみてください。アルカロイド系の毒が含まれています。


 ちなみに、もう1つの日本三大有毒植物は「ドクウツギ」といいますが、どうやら利尻には生えてないようです。よかったですね!



 ドクゼリにもリシリブシにも言えることですが、結構虫が寄ってきてます。虫は大丈夫なのでしょうか。それだけでなく、トリカブトに関しては、花粉や蜜にも毒が含まれており、トリカブトの蜜を集めたミツバチから採ったハチミツを食べて中毒を起こした例もあるとか。

 そんなドクゼリやリシリブシの近くを虫に絡まれながら毎日歩いている我々は果たして大丈夫なのか?という一抹の不安を抱えながら、今日もお客様を案内し続ける、それがガイドという仕事なのです。笑


BY しまもん

利尻はなガイドクラブ 公式ブログ

利尻はなガイドクラブの公式ブログです。 利尻島に咲いているお花やトレッキングツアーの様子等をご覧ください。

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